ゲーム会社へ転職したい人必見!業界の年収・給料の相場を徹底調査

年収のイメージ
見習い勇者

賢者さま、ゲーム業界への転職を考えているんだけど、年収ってどのくらいなのか気になります。あんまり安いと、将来が不安ですし……。

賢者

ゲーム会社への転職を考えているなら、気になるところよね。

ゲーム業界の年収は、全国の平均より高いわ。

しかも、スキル次第でどんどんキャリアアップできる環境だから、実力で年収を上げたい人にはピッタリね。

見習い勇者

そうなんですね! 詳しく教えてください。

賢者

それじゃあ、ゲーム業界の年収とその特徴に関して、一緒に見ていきましょう。

ゲーム業界の年収は全国平均よりも高い

ゲーム業界の年収は、全国の平均年収と比べて100万円以上高いです。

ゲームを作るには専門的なスキルが必要です。要件を満たす人材を集めるために、企業は年収を上げることで優秀な人たちを確保しているのです。

国税庁の調査報告書によると、平成28年分の全国の平均年収は、1人当たり422万円です。

1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は422万円(対前年比 0.3%増)であり、これを男女別にみると、男性 521万円(同 0.1%増)、女性 280 万円(同 1.3%増)となっている。

国税庁:民間給与実態統計調査結果より引用)

ゲーム業界の平均年収は539万円ですので、ゲーム業界の年収は、他の業界と比べて117万円高い傾向にあります。

2016年1月〜12月の年収は平均539.15万円である。国税庁長官官房企画課(2017)の調査結果と比べると、本調査回答者は平均給与が117.6万円高い。

ゲーム開発者の 就業とキャリア形成 2017より引用)

とくに多いのは「400-499万円」で20.8%、次いで「500-599万円」が18.6%となっています。全体の約75%の人は、全国の平均年収より高いことがわかります。

平均年収

ゲーム開発者の 就業とキャリア形成 2017より引用)

このように、ゲーム業界は全体的に年収が高い傾向にあります。

見習い勇者

スキルさえあれば、高い収入を得られるということですね。

賢者

技術の変化が早い業界だから、スキルを学ぼうという意識がないと、なかなか給料が上がらないということにもなりそうね。

大手ゲーム会社ほど、年収が高くなる

年収の高さは、企業の規模によって大きく変わります。

当然のことながら、大手ゲームメーカーや規模の大きい開発会社では、小規模の企業と比べて年収が高い傾向にあります。

大手は資金に余裕があるため、優秀な人材を確保するために高い給与を提示できるからです。

CEDEC2017で実施されたアンケート調査結果によると、大企業の平均年収は580.2万円、中小企業は491.7万円となっています。

年収大企業中小企業
100-399万円15.6%34.9%
400-499万円18.6%23.3%
500-599万円21.3%15.5%
600-699万円17%11%
700-799万円10.8%4.8%
800万円以上16.8%10.4%
平均年収580.2万円491.7万円

(参考:ゲーム開発者の 就業とキャリア形成 2017

そのため、「SONY」や「任天堂」といった有名な大手企業ほど、年収が高くなります。

逆に、中小希望の場合、年収が300万を切る場合もありますので、転職を検討する際は企業規模についても検討すべきです。

プラットフォーム別(ゲームの種類別)の年収

プラットフォーム別に見ると、家庭業ゲームやスマホゲームよりも、VRやウェアラブル端末といった最新ハードに関する仕事が1番年収が高いです。

次いで、携帯型ゲーム機や据置型ゲーム機(コンシューマーゲーム)の年収が高いという調査結果が出ています。

プラットフォーム年収
VR・ウェアラブル端末642.9万円
携帯型ゲーム機601.7万円
業務用ゲーム機580.6万円
据置型ゲーム機575.5万円
PC567.1万円
携帯電話550.7万円
スマートフォン・タブレット538.6万円

(参考:ゲーム開発者の 就業とキャリア形成 2017

スマートフォン・タブレットを除き、ほとんどのプラットフォームでゲーム業界の平均年収(539万円)を上回っているのが分かります。

逆に、スマホゲームはここ数年にぎわっていますが、年収が他よりも低めになっています。

見習い勇者

スマホゲームが人気になってから数年が経ち、盛り上がりが少し鈍化しているように見えます。

賢者

これまでスマホゲームに押されていたコンシューマゲームが、じょじょに盛り上がりを見せてきているようね。

ゲームクリエイターの職種別年収

賢者

次に、ゲーム業界の主要な職種ごとに、年収を見ていきましょう。

ただし、年収は所属する会社や、求人者の経験・実績によって大きく変わるわ。あくまでも目安として見ていってね。

見習い勇者

はい。転職活動をする際の参考にしたいと思います!

ゲームプランナーの年収

ゲームプランナーの年収は、平均して「350~550万前後」です。小企業の場合は「300万前後」、大企業では「700~800万」を超える場合もあります。

賢者

ゲームプランナーはゲームの内容を考える、ゲーム開発のコアとなる人たちよ。

自分が出した企画・仕様が売上に繋がれば、実力が認められて年収アップに繋げることができるわ。

年収を上げるためには、ディレクターやプロデューサーといったネクストキャリアを意識して、スキルを付けていくべきね。

見習い勇者

自分の実力次第で、どんどんキャリアアップできる職種なんですね。

こちらの記事では、ゲームプランナーに転職するための方法を紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

パソコンにゲームコントローラー

未経験でゲームプランナーに転職するための4つのポイント

ゲームプランナーの転職

ゲーム業界経験者なら成功しやすい!ゲームプランナーに転職する方法

ゲームプログラマ(エンジニア)の年収

ゲームプログラマの年収は、平均して「400~550万前後」です。小企業の場合は「300万前後」、大企業でリーダーとして活躍できれば「800万」を超える場合もあります。

賢者

彼らの書くプログラムでゲームは動いているわ。ゲームを作るために、なくてはならない存在ね。

見習い勇者

スキルと経験・実績を付けることで、1000万を超える年収を得ているプログラマもいるみたいですね。

こちらの記事では、ゲームプログラマに転職するための方法を紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

ゲームプログラマの働く風景

目指せゲーム業界!ゲームプログラマに転職する方法を徹底解説

ゲームデザイナー(アーティスト)の年収

ゲームデザイナーの年収は、平均して「400万~500万前後」です。小企業の場合は「300万前後」、有名ゲームのデザイナーの場合、年収「800万」を超えることもあります。

賢者

フリーランスとして活躍している人も多いみたいね。実力次第では、1000万を超える年収も夢ではないわ。

こちらの記事では、ゲームデザイナーに転職するための方法を紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

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ゲームデザイナーに転職!仕事内容や必要なスキルとは

ゲームディレクターの年収

ゲームディレクターの年収は、平均して「400万~600万前後」です。小企業の場合は「300万前後」、中には20代で年収「1000万」を超えるゲームディレクターもいます。

賢者

ゲームプランナーからキャリアアップしてゲームディレクターになることが多いわね。

見習い勇者

だから、年収面ではプランナーより1回り多くなるんですね。

こちらの記事では、ゲームデザイナーに転職するための方法を紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

ゲームを遊んでいる人のイメージ

ゲーム開発の花形!ゲームディレクターの仕事内容と転職する方法

ゲームプロデューサーの年収

ゲームプロデューサーの年収は、平均して「400~650万円前後」です。ゲーム業界の中では、もっとも高収入になりやすい職種といえます。

担当するゲームの規模によっては、年収が「800~1000万前後」の求人も多いです。

賢者

ゲームディレクターからキャリアアップすることが多い、ゲーム業界の花形的ポジションね。

経験と実績を積むことでさらに待遇が良くなり、1000万を超える高収入が見込める仕事よ。

ゲームライターの年収

ゲームライターの年収は、社員として働く場合は「400万円前後」です。ただし、スキルや企業の規模によって収入差に開きがあり、フリーで働いている人も多いのが特徴です。

賢者

有名なゲームライターであれば、数千万円の年収を得ている人もいるようね。

ゲームデバッカーの年収

ゲームデバッカーの年収は、平均して「150~400万円前後」です。アルバイトでの採用が多く、時給制となるため年収は低く設定されています。

デバッガーチームをまとめるリーダーポジションの場合、年収500万円以上を目指すことも可能です。

賢者

職に就くために必要となるスキルが少なく、ゲームに関する最低限の知識があれば働ける点も、年収が低く設定されている原因のようね。

こちらの記事では、ゲームデバッカーに転職するための方法を紹介しています。

よければ参考にしてみてください。

バグを発見するイメージ

ゲームテスター(デバッガー)志望者必見!仕事内容や転職する方法

サウンドクリエイターの年収

ゲーム業界のサウンドクリエイターの年収は、平均して「300万~550万前後」です。

有名ゲームを担当するサウンドクリエイターであれば、年収800万を超える場合もあります。

賢者

スマホゲームが普及したことで、これまで少なかったサウンドクリエイターの需要が高い傾向にあるわ。

見習い勇者

スキルさえあれば、独立することで年収1000万を超えることもできそうですね。

ゲームが好きならチャレンジ!ゲーム業界へ転職して年収を上げよう

ゲーム業界のイメージ

「ゲームが好きで、ゲームに関わる仕事がしたい!」

「でも、ゲーム業界の年収に不安がある……」

そういった悩みを持っている人は、ゲーム業界への転職にチャレンジしてみましょう。

ゲーム業界は専門的なスキルを求められる分、全国の平均よりも年収は高めです。また、スキルさえ付けられれば、収入をどんどん上げることができます。

賢者

優れた専門スキルを身に付けて、プロデューサーなどの職にキャリアアップできれば、1000万円を超えるような高収入を得ることもできるわ。

見習い勇者

そのためには早い段階でゲーム業界に入り、スキルと経験を磨いていかないとですね!

なお、ゲーム業界への転職は、転職エージェントの利用がオススメです。

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