あら、やる気十分って感じね。
結論から言うと、未経験でもゲームプランナーへの転職は可能よ。
どうすればいいのか、このページで一緒に見ていきましょう。
筆者は元ゲームプランナーとして現場で働き、今もマネージャーとしてゲーム開発をしている現役のゲーム業界人です。
これまで何度も、未経験でゲームプランナーを希望する方々の書類選考や面接を担当してきました。
そこでよく思うことが2点あります。
- やる気や熱意、ゲームが好きだという気持ちだけをアピールする方が多い
- その人の強みや長所をあまりアピールできていない(面接官が質問して初めて気付くことが多いです……)
これらはとてももったいないことだと思います。
はじめからゲーム開発に役立つ強みを前面にアピールできれば、結果は変わってきます。
なせならゲーム業界は基本的に人手不足。企業はゲーム開発に役に立つ能力があれば、未経験でも積極的に採用したいと考えているからです。
そこでこの記事では、未経験でゲームプランナーになる方法について要点をまとめて凝縮しました。
これを読めば、次にどう行動すべきかが具体的に見えてくると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
基本的には、ゲームプランナーへの転職は経験者が有利
ゲームプランナーへの転職は、基本的には経験者が求められます。
理由は下記の通りです。
- 実際にゲーム開発をしてきた実績や経験がある
- ゲーム業界は基本的に人手不足のため、即戦力を期待できる経験者が欲しい
- 専門性の高い業界のため実際に働いてみたら合わない事があり、未経験を採用するのはそれなりにリスク
- ゲーム開発の流れをはじめから理解しているため、育成コストが少ない
経験者にはこれらのアドバンテージがあるため、どうしても採用されやすいです。
では、やはり未経験でゲームプランナーになるのは難しいのでしょうか?
そんなことはないわ。他の業界出身でも、ゲーム開発に役立つスキルを持っている人はたくさんいるわ。
だからこそ、ゲーム会社の人も未経験可の求人をたくさん出しているのよ。
なぜ経験者が有利なのかわかったところで、彼らに勝つにはどうすればいいのかを次の項で解説するわね。
未経験でゲームプランナーに転職するための4つのポイント
未経験でゲームプランナーに転職するには、あなたの強みを徹底的に洗い出す必要があるわ。
企業にアピールできる企画書などの提出物があれば、それも準備しておきましょう。
そのうえで、それらをゲーム業界に精通した転職エージェントにチェックしてもらうことが大切よ。
転職エージェントってたしか、転職活動をサポートするプロのことですよね。
完全無料で転職相談に乗ってくれる人材紹介サービスのことよ。
ゲーム業界に精通したエージェントであれば、どの強みを前面に押しだしてアピールすべきか、何があなたの最大の武器になるかをプロの視点で的確に判断してくれるわ。
これらをまとめると、下記の4つがポイントになるわ。
- あなたがゲーム業界以外で得た経験・スキルを徹底的に洗い出す
- 未経験者は熱意をアピールするために、できるだけ企画書を準備する
- 洗い出したあなたの強みを転職エージェントにチェックしてもらう
- 必ずゲーム業界に精通した転職エージェントを利用する
順番に見ていきましょう。
あなたがゲーム業界以外で得た経験・スキルを徹底的に洗い出す
ゲームプランナーになるためのカギは、あなたのこれまでの経験にあるわ。
そのためあなたの実績やスキル、自慢できる能力、ゲームに対する熱意などを徹底的に洗い出してアピール材料にすることが必要よ。
これは筆者自身も転職時に実施した、とても重要なポイントです。
採用担当者に「ああ、これだけ素晴らしい経験や熱意があるなら、あの業務を任せられるな!」といかに思わせるかがポイントです。
たとえ業界未経験でも、ゲーム開発に役立つ経験・スキルを持っていれば採用される可能性はあるってことですね。
その通りよ。役立つスキルがあるか見極めるのは採用担当者の仕事。
あなたはとにかくアピール材料を作るために、まずは強みを洗い出すことに集中しましょう。
んーでも僕に強みなんてあるのかな?
前職で学んだスキルや経験がないという人はほとんどいないはずよ。
思いつく限りメモ帳にリストアップしてみましょう。
たとえば前職で営業職を経験し、商談を成功させた人ならコミュニケーション能力をアピールできるかもしれません。
分かりやすい論理構成で人を説得できるスキルは、ゲームプランナーにも求められるからです。
マーケティングを担当してきた人も強みになります。
数値に強いとレベルデザイン業務で役立ちますし、売上や継続率などの数値を駆使してゲームの問題点を特定する能力もゲームプランナーに求められます。
そのほか独学でゲームやコンテンツを作った経験、プログラミングのスキル、デザインやUIに関する知見、マネジメント経験、粘り強く挑戦して成果を出したことなど、アピール材料になることはたくさんあります。
誰にでも必ず強みはあるわ。
後で解説する転職エージェントとの面談で、プロの目から見てあなたにどんな強みがあるのか、どのような能力がゲーム開発に役立つかを再度見てもらえるわ。
あなたが思ってもみなかった能力が評価される可能性も十分あるから、どんな些細なことでもリストアップするように意識しましょう。
未経験者は熱意をアピールするために、できるだけ企画書を準備しよう
もしあなたが企画書や自作ゲーム、そのほかあなたの強みをアピールできる作品がある場合は、準備しておくと有利です。
理由は下記の通りです。
- 履歴書や面接、筆記試験ではわからないあなたの長所を、採用担当者にアピールできる
- 事前に入念な準備ができるため、あなたのスキルを漏れなくアピールしやすい
- 作品の提出が必須でない場合、時間をかけて作っていること自体が「熱意」を伝える材料になる
とくに未経験者は実務経験がない分、アピール材料が少ないです。
「熱意があります!」と言うだけでは採用担当者には響きません。言葉だけではなんとでも言えるからです。
そのため作品を提出し、それを通してゲームに対する熱意があることを最大限アピールすると効果的です。
近年は転職時にあまり作品提出を求められなくなってきたの。
でも、だからこそ魅力的なものを用意できれば、よりあなたの強みをアピールできるわ。
提出が必須でない企業でも、企画書をWebサイトにアップしてURLを履歴書に記載するなど、工夫すれば見てもらうことは可能よ。
指定がない場合は企画書でなくとも大丈夫。あなたの強みをしっかりアピールできれば、ゲームに関係なくても問題ないわ。
実際、筆者自身もプランナーの面接を経験してきましたが、熱意がある人は何かしらの作品を持ってきてもらえることが多いです。
作品の提出が必須ではなくても、まともなゲーム会社であれば提出された作品には必ず目を通してくれます。
筆者自身も過去に作品をアピールすることで、ゲームプランナーへの転職に成功したことがあります。
当時はプランナーとしての経験やスキルはほとんどありませんでした。
ただ昔からWebサイトを作るのが好きで、当時も独学で学んだプログラミングスキルを使用して映画に関するサイトを作っていました。
そこで、もしかしたらモノ作りへの熱意やプログラミングの知識をアピールできるかもしれないと考え、作品の提出は必要ない会社でしたが、WebサイトのURLを履歴書の自己PR欄に記載しました。
結果、大手一部上場企業から無事内定をもらうことができました。
その後、面接をしてくれた上司と話す機会があったため当時の印象を聞いてみると、
「日頃からモノ作りを楽しんだり、独学で学んで何かを作るという姿勢がゲーム開発者には大事。 それが決めてだったね」と教えてくれました。
実際のところ、そのWebサイトの出来栄えはたいしたものではありませんでした。
しかしモノ作りが好きだという熱意や、エンタメでユーザを楽しませたいというWebサイトに込めた想いは面接官に伝えることができたのです。
このように想いのこもった作品は面接官にも響くものです。
そのため自身をアピールできる材料がある方は積極的に準備しましょう。
「どんな作品を準備すればいいのかわからない」、「これを提出すべきか迷う」などの疑問がある場合は、次の項で説明する転職エージェントに確認していきましょう。
洗い出したあなたの強みを転職エージェントにチェックしてもらおう
あなたの強みを洗い出したあとは、必ず転職エージェントにチェックしてもらいましょう。
提出する作品がある場合は、それも一緒に見てもらいます。
転職エージェントに見せることで、本当にそれがアピール材料になるかを的確に判断してくれます。
また、担当コンサルタントと話すことで、自分では気付いていないゲーム業界に役立つ能力をプロの視点で見つけてもらえます。
たしかにゲーム業界に役立つ経験やスキルって、未経験だとなかなかわからないですよね。
せっかく役に立つ能力を持っているのに、それを見逃してアピールできていないともったいないわ。
これ以外にも、転職エージェントを利用することで下記のように多くのメリットがあります。
- あなたに合った求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接日の調整や給与交渉などのやり取りといった、大変な作業をエージェントにお任せできる
- ゲーム業界の最新の転職動向やトレンドを把握できる
- 未経験だからこそ出てくるたくさんの疑問や不安を、転職エージェントであればその場ですぐ解決できるため非常に効果的・効率的
- 全て無料で利用できる
- いつでもサービスは解約できるため、担当と合わないなど問題があったらすぐ辞められる
メリットがたくさんあるんですね!
企業とのやり取りを全部1人で対応するのも大変ですよね……。
それに、疑問点をその場ですぐ解決できるのはとても助かります。
未経験でゲームプランナーを目指すには、転職エージェントの利用がほぼ必須だと思っておいていいわ。
あなたの強みを一人だけで判断するのは危険です。
必ずプロの目で客観的にチェックしてもらいましょう。
問題なくアピールできることが分かったら、いつ質問されても答えられるように内容を覚えておくようにしましょう。
必ずゲーム業界に精通した転職エージェントを使おう
転職エージェントの重要性がよく分かりました!
でもこういうサービスってたくさんあるので、どれを選ぶべきなのか迷いますね……
これまで説明した内容を実践するには、転職エージェントがゲーム業界に精通していることが前提よ。
それに未経験で転職する場合、ゲーム業界についてわからないことがたくさん出てくるはず。 転職エージェントはそれらの疑問に的確に答えられなければいけないわ。
転職エージェントは数が多いけど、これを問題なく実施できるところは少ないの。
そこで筆者がおすすめする転職エージェントは「ワークポート」です。
ここは今では様々な分野を広範囲に手がける転職エージェントです。
しかし元々は10年以上もゲームやIT分野に特化してきました。
そのためゲーム業界の転職に精通しており、知識豊富なエージェントが多く在籍しているのが特徴です。
2018年にリクルートキャリア主催の「転職決定数ランキング」で1位になっており、圧倒的な実績もあるため安心して利用できます。
実際に、筆者自身も過去にワークポートを利用してゲームプランナーへの転職に成功しており、現在もワークポート経由で多くの方を採用しています。
未経験からゲームプランナーに転職したい人にとっては、強力なサポーターといえるでしょう。
まずは転職エージェントに登録して、話を聞いてみるといいわ。
無料で利用できるし、「とりあえず相談だけしたい」というのもOKよ。
転職エージェントがどのようなサービスなのかわかるし、疑問点もすぐ解消できるから、まずは気軽な気持ちで利用してみるのがおすすめね。
まとめ
未経験でゲームプランナーになるにはどうすればいいのか、少しでも疑問に答えられたかしら?
はい!まずはエージェントに登録して話を聞いてみます!
あとは今持っている経験やスキルを洗い出して、チェックしてもらうようにしますね。
その調子よ。これらを意識して準備をすれば、成功の可能性は十分にあるわ。
未経験でゲーム業界に挑戦した人の中には「思っていたより簡単にこの業界に入れた」なんて声もあります。
ぜひあきらめず、ゲームプランナーへの転職に挑戦してみてください。
賢者さま! ぼくは未経験だけどゲームプランナーに転職したいなあと思っています。
他の業界からゲームプランナーへの転職って難しいんでしょうか? ベストな転職方法を知りたいです!