ゲーム業界は転職回数が多くても、納得いく説明ができれば問題ない

キャリアアップの階段

一般に、転職回数が多いと転職は不利になるといわれます。

しかしゲーム業界での転職では、必ずしもマイナスのイメージを持たれるわけではありません。

ゲーム業界は他と比べてそもそも転職が頻繁に行われるからです。

とはいえ、転職回数が4回、5回以上になると、採用担当者によっては気にすることも。

そこでこの記事では、ゲーム業界の転職回数や離職率に関する前提知識と、実際に転職回数が多い方はどうすればいいかを解説させていただきます。

前提:ゲーム業界は転職回数が多い

ゲーム業界は、他業界と比べて転職回数が多いです。

知り合いの現役転職エージェントがそう言うのですから、間違いありません。

筆者自身もすでに2回転職していますし、この業界で長年働いている実感としてもやはり多いです。

昔、新卒でゲーム会社に入社した時、下記のようにアドバイスしてくれた先輩がいました。

「スキルに自信があるのに年収が見合わない人は、転職するといい。転職は今のスキルと年収のギャップを埋めてくれるから。」

(先輩が部下に転職を勧めるのはどうかと思いますが(笑))ゲーム業界は実力主義の企業が多いこともあり、スキルさえ磨けば転職はわりと簡単です。

そのためスキルがあるなら転職を活用すべきという意識も、他業界より根付いていると思います。

転職する理由で1番多いのは、企業の将来に対する不安

悩み

ゲーム業界の方たちが転職する理由第一位は「会社や事業の将来性に不安を感じたから」です。

これは、CEDECで実施されたアンケート「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2013」の結果です。

転職の理由(CEDECで実施されたアンケート「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2013」)

(「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2013」より引用)

上位7つを抜き出すと、このような結果になっています。

  • 1位:会社や事業の将来性に不安を感じたから
  • 2位:給与・報酬が少なかったから
  • 3位:会社の経営方針に納得できなかったから
  • 4位:会社で成長するために十分な能力開発の機会を得られなかったから
  • 5位:仕事で自分の能力・個性を活かせなかったから
  • 6位:よりよい条件の仕事のオファーを受けたから
  • 7位:労働時間が長かった・休暇が少なかったから

2013年と少し古いアンケートですが、私の実感もこれに近いです。

ゲーム業界は仕事がハードという印象が強いですが、「仕事が忙しいから辞めた」という人はあまりいません。

他業界と比べて、残業や休日出勤が多いのは間違いないです。

しかし、多くの社員は好きでこの業界に来ているため、意外と苦に思っていない人が多いのです。

とはいえ労働時間に関しては7位に入っているため、きついと思っている方もたくさんいます。

多忙ゆえに体調を崩して業界を去った友人もいますし、決して楽ではありません。

ただどちらかというと、会社の将来性や方針に対する不満、キャリアアップ、年収アップを狙うためのポジティブな理由での転職が多いのです。

転職回数が多くても、納得のいく理由を説明できれば問題ない

もしあなたの転職回数が多くても、しっかり理由を言えれば問題ありません。

ゲーム業界はそもそも転職回数が多いですし、前述の通り転職理由もキャリアアップや年収アップを目的としたものが多く、採用担当者もそれを理解しているからです。

とくにスマホゲームに人気が出てからは、他業界からの転職が増えており、人材の流動性も高まっています。

とはいえ、転職回数が4回や5回以上になってくると、企業によっては「入社してもすぐ転職してしまうのではないか」と懸念する可能性があります。

そのような心配を与えないよう、転職した理由だけはしっかり言えるようにする、ということです。

たとえば「転職のたびにキャリアアップを目指した」であったり、「自分のスキルをより伸ばすため」であったりなどですね。

なぜそれが現職では実現できなかったのかをセットで言えれば、回数が多いだけでマイナスイメージを持たれることはありません。

前述のとおり、このような理由で転職する方が多いのを採用担当者は理解しているからです。

実際に筆者自身も採用面接に参加しますが、4~5回転職している方には(相手の年齢にもよりますが)なぜ転職しているのか聞くことが多いです。

そこで納得のいく明確な理由が分かれば、それ以降はほとんど気にしません。

「キャリアアップのために転職した」と返答が来れば、これまでの経歴や実績を見て、本当にその都度キャリアップしているのかを見れば本当かは分かります。

「転職後にどのような企業で何をしてきたのか」、「そのときのポジションはなんだったのか」、「転職のたびに目標に向かって進捗できているのか」、そういった視点で確認し、問題なければそれ以降は気にしないのです。

まとめ 転職回数が多くても、きちんと理由を説明できれば問題なし

このページのまとめです。

このページのまとめ
  • 前提として、ゲーム業界は転職回数が多い
  • 転職する理由は「仕事が辛いから」よりも、会社の将来性や自分のスキルを活かしたいというものが多い
  • 採用担当者もこのことを理解しているため、転職回数が多くても納得のいく説明ができれば問題ない

ゲーム会社は常に優秀な人材を求めています。

そのため、転職回数が多いからといってすぐに不採用にすることはありません。(そもそもキャリアアップのために転職してきたのであれば、むしろ優秀な人材である可能性も高いです)

そのため転職希望者はあまり転職回数を気にせず、納得感のある理由を言えるように準備だけしておきましょう。


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