同じ悩みを持っている人は多いわね。
結論から言うと、20代未経験ならゲーム業界への転職は十分可能よ。
ゲーム会社は基本的に人手不足。伸びしろのある若手は積極的に採用したいと考えているからよ。
だから、未経験でもあなたの強みとやる気を最大限アピールできれば可能性は低くないわよ。
そこでこの記事では、「未経験だけどゲーム業界にどうしても行きたい!」と熱い気持ちを持つあなたに、ゲーム業界でマネジメントを担当している筆者が具体的な方法をご紹介します!
とくに20代未経験でゲーム業界に転職したい方は絶対読むべき!(真面目)
数分で読めるようにまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
20代前半~半ばは未経験でも十分転職は可能
あなたがまだ20代前半~半ばであれば、ゲーム業界への転職は未経験でも十分可能です。
人手不足のゲーム業界では、若く伸びしろがある人材はニーズがあるからですね。
同様に第二新卒も転職しやすいですので、ぜひ挑戦してみましょう!
もちろん、ゲーム業界を希望する若者はたくさんいるわ。
大学や専門学校でゲーム開発について学んでいる人のほうが、完全な未経験よりニーズがあることは覚えておいてね。
「何度ゲーム会社に応募しても書類選考に受からない…」という場合は、若いうちに専門スクールやアルバイトなどでゲーム開発に関して学んでおくと大きな強みになるわ。
20代後半になるとスキル・経験が求められる
20代の中でも28、29歳になると、多少状況は変わってきますね。
業界の中でも中堅クラスの年齢ですし、中にはマネージャーや代表取締役にまでなる若手もいるからです。
そのため、この年齢になると「ゲーム開発に役立つスキルや経験」が必要になってきます。
たとえゲーム開発の経験がなくても、ゲームデザイナーを目指すならベースとなるデザインスキルが、ゲームプログラマを目指すなら基礎的なプログラミングスキルが必要です。
前職で大きな成果を出した経験や、自作ゲームを開発するなどの圧倒的な熱意があれば、完全未経験でも可能性はありますよ。
それでも書類選考に受からない場合は、やはり並行して専門学校などで学ぶ機会を作るといいですね。
ちなみに、別記事で30代未経験の方がゲーム業界に転職する方法を解説しているわ。
20代後半の方は、こちらも参考にしてみるといいわね。
ゲーム業界への転職活動をはじめる前に知っておくべき4つの知識
この項では、転職活動をはじめる前に知っておくべき知識についてご紹介します。
未経験の場合、少しでも転職確率を上げるために以下の4つのポイントを理解しておくべきです!
- コンシューマよりモバイルゲームを開発している企業の方が転職しやすい
- 大手を狙うより、中小企業に下積みとして入りスキルを磨くべき
- 未経験ならデバッガーやプランナーへの転職がおすすめ
- 経験やスキルが不足していても大丈夫!20代ならこれから学ぶことも可能
順番に見ていきましょう。
コンシューマよりモバイルゲームを開発している企業の方が転職しやすい
「どうしてもコンシューマゲームの開発に携わりたい!」という希望がなければ、まずはモバイルゲームを開発している企業への転職を狙いましょう。
「ゲーム業界は人気があるから人材は豊富なんじゃないの?」と思われる方もいますが、実際はずっと人手不足が続いているのです。
とくにスマホゲームはいまだに根強い人気があるため、モバイルゲームの開発人員は常にニーズがあります。
逆にコンシューマゲームはより専門性の高い、ハイレベルなスキルが必要になることが多いです。
転職成功の確率を優先する場合は、こだわりがなければモバイルゲームの開発会社を狙った方が良い、ということですね。
大手を狙うより、中小企業に下積みとして入りスキルを磨くべき
賢者さま! ぼくは大手ゲーム会社で働きたいので、スクエニやカプコンなど大手だけを受けようと思います!
ちょっと待って! それはなかなか難しいの……。
未経験で大手企業に入れることは稀です。
まずは中小企業で下積みとして入り、ゲーム業界での経験やスキルを磨くことを第一に考えるべき。
なぜなら、ゲーム業界は実力主義の世界だからです。
中小企業でしっかり能力を磨けば、大手企業への転職も夢ではありません。
実際に、筆者自身も中小企業でゲームプランナーとして経験を積んだ結果、今では東証一部上場のゲーム会社で働くことができています。
未経験の場合は無理をして大手だけを狙うより、中小企業を視野に入れて転職活動をすべきです。
未経験ならデバッガーやプランナーへの転職がおすすめ
未経験でゲーム業界に入る場合、職種はデバッガーやプランナーの方が転職しやすいです。
これらは転職にあたって必須となる専門スキルがないからです。
前述のとおり、デザイナーはベースとなるデザインスキル、プログラマは基本的なプログラミング能力を持っていることが望ましいのです。
専門性が高い職種のため、未経験といえどある程度前提スキルがないと採用され辛いということですね。
逆に未経験でも、すでにこれらの基礎スキルを習得している場合は有利よ。
その場合は、あなたの得意とするスキルを前面にアピールして転職活動を進めていきましょう。
以下に、デバッガーやプランナーへ転職するための方法についても解説しています。
よければ参考にしてみてください。
経験やスキルが不足していても大丈夫!20代ならこれから学ぶことも可能
賢者さま! たくさんの企業に応募しても、ぜんぜん書類選考に受かりません……。
どうしたらいいですか?
まだまだ諦めないで。
まずは強みを作ることが大事ね。
もしどうしても書類選考を通過できない場合、専門学校などで学んだり、自作ゲームを作ったりすると効果的です。
勉強をすることで知識やスキルの不足を補い、転職の成功確率を上げられるからです。
また、自ら学ぶ努力をしたり、自作ゲームを持参したりする人のほうが、企業に対して「本気度合い」を伝えることができます。
逆に何も行動していないと、「本気ではない」と判断され、転職の成功確率は落ちてしまいます。
ゲーム専門のスクールの中には、週末や土曜日に学べるコースがあります。
「ヒューマンアカデミー 夜間・週末講座」や「学校法人・専門学校HAL 夜間・土曜コース」などです。
大変ではありますが、これなら現在働いている人でも通うことができますね。
30代、40代になると即戦力のスキルが必要になってきます。
しかし20代であれば、自発的に学ぶことでやる気を最大限アピールできますし、ベースとなる知識も学べて一石二鳥です。
そのため、なかなか選考を通らない未経験の方には「今から学ぶ」という選択肢がおすすめです。
20代未経験でゲーム業界に転職するための3つの手順
20代で未経験の場合、いかに「あなたがゲーム開発に役立つスキルを持っているか」、そして「どれだけ本気なのか」をアピールすることが大切です。
なぜなら、「スキルはないがゲームが好き! だからとりあえず応募しよう!」と考える未経験者が非常に多いからです。
逆に言えば、これらをアピールしてあなたと他の未経験者とを差別化できれば、内定の確率は高まります。
ここで述べた「役立つスキル」とは、ゲーム会社での実務経験でなくとも構いません。
ゲーム開発に対して、あなたの経験・能力がどう活かせるかということを説明できればいいのです。
この項では、それらを最大限アピールするための3つの手順をご紹介します。
具体的には、下記の通りです。
- あなたの強みを徹底的に洗い出す
- できるだけポートフォリオを準備しやる気をアピールする
- 必ず転職エージェントを活用する
順に解説していきますね。
あなたの強み・ゲーム業界に役立つスキルを徹底的に洗い出す
転職活動でまずやるべきことは、あなたのこれまでの経験・スキルの中からとくにゲーム業界で活かせるものを徹底的に洗い出すことです。
未経験でゲーム業界に入るには、経験者に負けないようにあなたの強みをたくさんアピールすべきだからです。
ゲーム会社は基本的に人手不足です。そのため自社に活かせる経験やスキルがあれば、未経験であっても採用したいと考えています。
たとえば、チームや外注企業など複数人で協力して大きな成果をあげた場合、コミュニケーション能力をアピールできます。
チームでの開発が必須のゲーム業界では、必ずなくてはならないスキルです。
PhotoshopやIllustratorなど、デザインツールを使用したことがある人も有利ですね。
スマホゲームのバナー画像やメニュー画面などを制作する、「UIデザイナー」への転職を検討できます。
統計や分析などの経験がある方は、スマホゲームの運営プランナーや分析チームへの転職を検討できます。
ゲームを運営している場合、数字周りを把握し分析できるスキルも求められるからです。
未経験と言えど、あなたをアピールできる強みは誰にでもあるものです。
そしてその多くは、ゲーム業界でも活かすことができます。
これらは、あくまでもゲーム業界に活かせるスキルのほんの一部よ。
このようなスキルを徹底的に洗い出して、メモしておくことをおすすめするわ。
できるだけポートフォリオや自作ゲーム・企画書などを準備し、やる気をアピールする
業界未経験の方でもポートフォリオや企画書など自作の提出物をできるだけ準備するようにしましょう。
むしろ未経験だからこそ、準備できると効果的です。
なぜなら、実務経験がない分アピール材料が少ないため、未経験者は最大限やる気をアピールすべきだからです。
デザイナーであればポートフォリオが必須ですが、職種によっては必要ではありません。
だからこそ熱い想いのこもった作品があれば、あなたをより強くアピールできますし、やる気も伝えられます。
もちろん、採用担当者は忙しいので、中途半端なものを提出するわけにはいきません。
どのようなものを作るべきか、これは提出すべきなのかと迷った場合は、次に紹介する転職エージェントに全て質問していきましょう。
なお、ゲーム業界の転職に使用するポートフォリオについて、その基本や作り方を下記で解説しています。
よければ参考にしてみてください。
転職エージェントの活用が成功のカギ!
ここまで準備したら、やることは1つ!
それは転職エージェントを徹底的に活用することです。
なぜなら、転職エージェントを使うことであなたの強みをプロ視点で客観的に見つけてくれるからです。
たしかに、ゲーム業界に役立つスキルって、自分だけじゃなかなかわからないですよね。
せっかく役に立つスキルを持っているのに、それを見逃してアピールできていないともったいないわ。
もしポートフォリオを作成したら、これも必ず転職エージェントにチェックしてもらいましょう。
業界に精通したプロに見てもらうことで、自分1人ではわからなかった間違いを修正でき、より精度の高いポートフォリオが完成します。
中途半端な出来栄えではポートフォリオがない方が良い場合もありますので、その判断をしてもらうためにも必ずエージェントを活用しましょう。
これ以外にも、下記のように様々なメリットがあります。
- あなたの強みが本当にアピール材料になるかを的確に判断してくれる
- あなたに合った求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接日の調整や給与交渉などのやり取りといった、大変な作業をエージェントにお任せできる
- ゲーム業界の最新の転職動向やトレンドを把握できる
- 未経験だからこそ出てくるたくさんの疑問や不安をその場ですぐ解決できるため非常に効果的・効率的
- 全て無料で利用できる
- いつでもサービスは解約できるため、担当と合わないなど問題があったらすぐ辞められる
これほどのメリットがありながら無料で利用できるため、とくに未経験では転職エージェントの利用は必須です。
でも、転職エージェントって数が多くて選ぶのが大変ですよね。
どれを使うといいんだろう。
ゲーム業界に強いエージェントを選ぶべきね。
筆者のオススメの転職エージェントは、「ワークポート」です。
なぜなら、ゲーム業界の転職に圧倒的に強いからです。
ワークポートはIT・ゲーム業界特化の転職エージェントで、10年以上の実績があります。
そのため、知識豊富なエージェントが多く、的確なサポートをしてくれます。
未経験からゲーム業界に転職したい人にとっては、強力なサポーターといえるでしょう。
実際に、私自身もワークポートを利用し、大手のゲーム会社に転職しています。
そのため、心からオススメできる転職エージェントです。
まとめ 未経験なら転職エージェントを活用する!
あなたがまだ20代であれば、ゲーム業界への転職は十分可能です。
ですが、他の業界未経験者と同じことをしていてはダメです!
成功確率を高めるために、もう1度下記のことを意識しましょう。
- あなたの強みを徹底的に洗い出す
- できるだけポートフォリオを準備しやる気をアピールする
- 必ず転職エージェントを活用する
以下のページでおすすめの転職エージェントを紹介しているので、よければ参考にしてね。
あなたの転職活動が成功しますように!
20代で未経験だと、ゲーム業界に入るのって大変なのかな?
一番良い転職の方法を知りたいなあ。