ついにというかようやくきましたね。
Googleは1月28日(現地時間)、サンフランシスコでメディア向けの発表会を開催し、その中でGoogle翻訳の新機能を披露しました。
新機能は、スマートフォンのマイクから入力した音声をリアルタイムに書き起こし、それを他の言語に翻訳するというもの。リアルタイムに翻訳する機能はGoogleアシスタントの通訳モードなどでもすでに実装されていますが、これは会話などの短い文章を翻訳するもの。これに対して新機能は、長文でもリアルタイムの翻訳が可能です。
The Vergeによると、常に単語の評価を行っており、文章の文脈に基づいて翻訳を変更したり、あとから句読点を追加したりします。いまのところマイクからの入力でのみ利用でき、録音した音声では使えないとのことです。
なお、リアルタイムの文字起こし機能としては「レコーダー」がありますが、レコーダーが端末内で処理しているのに対して新しい翻訳機能は、Googleのサーバー上で処理を行うため、インターネット接続が必要になります。
(中略)
日本語が利用可能になるには、時間がかかる可能性もありますが、リリースされたら字幕のない外国映画を観たり、外国人講師の講義を聴くときなどに重宝しそうな機能です。外国語の壁は、ますます低くなっていきそうです。
Google翻訳に長文の文字起こしとリアルタイム翻訳機能。数か月以内に展開予定
利用されるシーンは多岐に渡りますが、私がとくに期待したいのが「ゲームチャットでのリアルタイム翻訳」です。
ゲーム好きの方々なら次のようなことを常々思っていたはず。
「海外の人と英語でリアルタイムにゲームチャットができたらすごい楽しいだろうなあ」
「このゲーム日本人過疎ってきたからオワコンだなあ。英語が出来たらずっと楽しめるのに」
こんな悔しい思いで枕を涙で濡らした日々とおさらば出来る訳です。
ちなみにこの機能、数ヶ月以内に実装されるようですが残念ながらロンチ時に日本語は含まれていないようですが。。
ただそう遠くないタイミングで日本語も実装されるはずですから、首を長くして待つこととしましょう。
ゲームチャット以外でリアルタイム翻訳が期待できるコンテンツも考えてみました
せっかくなので、このリアルタイム翻訳機能が活躍しそうな利用シーンをゲームチャット以外でも考えてみました。
翻訳されていないYouTube動画
YouTube内には、とても興味があるのに翻訳されていない海外の動画は無数にあります。
それらが今後全て(言葉の壁を感じることなく)楽しめるようになると考えると、、ワクワクが止まりませんよね。
YouTubeはGoogleのコンテンツですから、この辺りの連携はもしかしたらかなり早いタイミングで動きがあるかもしれません。
Appleのプレゼン
Apple好きの方はこれ大きんじゃないでしょうか。
Appleは皆さんご存知のように、新商品を発表する際は大々的にプレゼンを行うことで有名です。
ですが、当然英語でのプレゼンですから英語が堪能でない方は最新情報の入手はまとめサイトに頼っていたかと思います。
でもAppleのプレゼンってはたから見てるとすごい楽しそうなんですよね。
そんなAppleのプレゼンもこのGoogleリアルタイム翻訳さえあれば「新商品の驚き」や「ライブ感の興奮」を世界中の人々と一緒に楽しむことができます。
ワクワクです。
海外旅行
Googleリアルタイム翻訳の真骨頂はおそらくこのシーンです。
私もそうですが、英語やその他言語が堪能でない人って海外旅行を十二分に楽しめてない気がするんです。
もちろん観光旅行程度でしたら言語関係で大きな支障なく旅行そのものを楽しむこと出来ますが、欲を言えば、旅行先の現地の人といろんな会話や交流ができたらさぞかし楽しいだろうなあと思ってしまうのも事実。
現地の人とのふれあいが旅行の醍醐味の一つですからね。
リアルタイム翻訳があればこの点でも十二分に満喫できることでしょう。
夢が膨らむ機能なのは間違いありません
いろいろ考え出すとキリがありませんが、とにかく夢が膨らむ機能なのは間違いありません。
そんな中でも、いちゲーマーとして真っ先に期待したいのがゲームチャット。
ゲームの世界で、言語の壁を超えて楽しめる環境が出来たらどんなに楽しいことか。
まずは数ヶ月後にロンチされるGoogleリアルタイム翻訳の出来具体を楽しみに見守ることにしましょう。