
どうぞよろしくお願いいたします。
■転職前後の職種 | コンピューター関連のSE ↓↓↓ ソーシャルゲーム業界のエンジニア |
■転職前後の年収 | 550万 → 400万 |
■雇用形態 | 正社員 → 正社員 |
■使用した転職エージェント / 転職サイト | ワークポート |
■転職活動期間 | 2ヶ月 |
■応募した数 | 約1社 |
■面接した数 | 約1社 |
この記事の内容
前職は残業に次ぐ残業

まずは前職についてお聞かせください!

主にコンビニなどの販売管理システムなどの開発や保守点検などを行っていました。
いわゆるSEのポジションですね。
入社して5年目には仕事ぶりが認められリーダーに抜擢されることになりました。

順調にキャリアを積み重ねていかれたんですね。

ですが、、ここから悪夢のような日々が続くことになりまして。。
上司である課長からは次々と仕事を振られることになり、定時では到底帰宅することが難しい業務量になっていったんです。

責任と業務量が一気に押し寄せてきた感じですね。

そうですね。
残業時間は月に80時間を超えることも少なくありませんでした。
ユーザーやクライアントへの納期を遅らせるわけにはいかないため、仕事を自宅に持ち帰ることも日常茶飯事になっていきました。
この辺りから徐々に精神的に追い詰められていたんだと思います。

大変な時期だったんですね。
周りにサポートしてもらうことは出来なかったのでしょうか?

上司である課長には何度も相談はしたのですが、一向に聞いてくれませんでしたね。
また、私はリーダーのポジションですから逆に後輩たちの面倒もみなくてはいけません。
仕事量は増すばかりでしたね。

なるほど、八方塞がりな状態ですね
転職きっかけはうつ病の兆候だった

転職を考え出すきっかけはどのようなものがあったのでしょうか?

きっかけは「このままだとうつ病になってしまうのでは」と心身面で危険を感じたからです。
病気の程度は分かりませんが、当時は心身面でとてもつらいだったのは間違いありません。
体調も崩しがちでしたね。

そうだったんですね。
病気の度合いはなかなか本人では気づけないと聞きますから、ご自身で危機感を感じられたのは良かったのかもしれませんね。
そのような状況がどのくらい続いたのでしょうか?

半年程度だと思います。
誰にも相談することが出来ず、その間はずっと転職のことを考えていました。
転職活動では転職エージェントを有効活用

では具体的な転職活動についてお伺いしたいのですが、体調面をいたわりながらの活動という感じでしょうか?

そうですね。
あと会社の人に知られたくなかったので、表立った活動は出来るだけしないように気をつけていました。
そういう意味でも、転職エージェントの利用は私の中では最初から決めていましたね。
転職活動に関しての色々と踏み込んだ相談もしたかったという点ももちろんありましたが。

なるほど。
よろしければ、転職エージェントの使い勝手や気になった部分があれば教えていただけますか。
転職エージェントはワークポート

働きながらの転職活動でしたので私が動ける時間には限界がありました。
ですから今回の転職はワークポート抜きでは絶対に実現しなかったと思います。
エージェントの方はとても丁寧にサポートしてくれましたし、各案件の情報をかなり詳しく説明してくれた点も好印象でした。
あと担当者がエンジニア出身の方だったようで、プログラミング言語の話ができたことには驚きました。

ワークポートはIT業界に強いと評判ですからね。
求人数や案件の質はいかがでしたか?

求人数は最初に20社程度を紹介していただけたかと思います。
そこから絞ってまず気になった1社のみを申し込みすることにしました。
するとトントン拍子で面接、採用と決まったため、転職エージェントに登録してからは実質2週間程度で転職先が決まったと思います。

とてもスムーズな転職活動だったんですね!
転職先を決める際に重要視した2つのポイント

応募する案件を決める際はどのようなポイントを重視されていたんですか?

重視したポイントは次の2点です。
- 残業時間が少ないこと
- 風通しの良い職場であること

2つ目の「風通しの良い職場」は具体的にどのように見分けられたのでしょうか?
なかなか判断が難しそうですよね。

転職エージェントの担当者の方に現場の雰囲気をヒアリングして判断していきました。
そういう意味では、ワークポートの担当者さんはほとんどの案件で職場の雰囲気レベルまで把握されていましたね。
とても参考にさせて頂きました。
新しい会社について

新しい会社について教えていただけますか。

ゲーム業界に転職してからは、私自身、仕事が楽しくて仕方ないといった感じです。
体調面も今では全く問題ありません。

それは何よりですね!

仕事内容は、ソーシャルゲームの開発を担うエンジニア職です。
新たにプログラミング言語を一から習得しなければならないこともあり、決して楽に毎日が送れている訳ではありません。
ですが、周囲のスタッフがとても親切に助言やアドバイスをくれるため充実した日々を送れています。

残業時間はいかがですか?

残業は全くないというわけではありませんが、以前に比べれば、5分の1程度といった感じです。

お伺いしている限りとてもしっかりした職場のようですね。

はい、前職とは雲泥の差ですね笑
また「リーダー」の肩書きがとれたことも、自分にとっては良かったと思います。
自分のことだけに専念できますし、私の性格的にリーダーのポジションは合っていなかったのかもしれません。

なるほど、人それぞれにタイプがありますから、その辺の気付きも今後の長いキャリア人生を考えた場合とても重要な見極めポイントですよね。
転職活動で一番苦しかったことは上司に退職を伝えること

今回の転職活動を振り返って、最も大変だったポイントを教えて頂けますか?

最も苦労したのは、転職する旨を前職の上司である課長に伝える事でした。
辛かった部分は次の2点ですね。
- 現在行なっている案件の切れ目がなく、とても転職を言いづらい状況にあった。
- 自分が抜けると課長が困るのが目に見えているため、執拗な慰留をされるのが目に見えていた。

当時は上司との関係性もあまり良くはありませんでしたので、どのタイミングでどのように伝えるべきかはとても頭を悩ませました。

なるほど。この辺は職場内の空気感もありますしとてもデリケートな問題ですよね。
ただ、退職代行業者が成り立つ時代ですから同じ悩みの方も多そうです。
田中さんはどのようにしてこの状況を解決されたのでしょうか?

解決というわけではありませんが、私の場合は「新しい職場での入社日が確定した後に転職の話を切り出す」ことにしました。
ギリギリまで報告を引き延ばすのは確かにストレスポイントでしたが、そうしないと、私の判断が鈍ってしまうと思ったからです。
案の定報告した際は強く慰留されましたが、すでに入社日が決まっている訳ですから、結果的に状況や判断が揺らぐことはありませんでしたね。

お疲れ様でした笑
今回の転職活動が成功したたった一つの理由

最後に、今回の転職活動全体を振り返ってみて、成功した要因があれば教えて頂けますか?

思い切って転職するという決断をしたこと。これが全てだと思います。
当時の心理状態としては、長年勤めた職場から環境を変えることに恐怖心のようなものがあったのも事実です。
職場的にとても辞めづらい環境でもありましたし、何かしら思い切った決断をしていなければおそらく今もあの会社で働いていたと思います。
それこそうつ病になって自宅療養になっていたかもしれません。

「決断できたこと」そのものにとても意味があったということですね。

そう思っています。
私の場合きっかけは「このままだとうつ病になるかもしれない」というネガティブなものでしたが、たとえそんなきっかけでも、結果的に良かったと思える転職に繋がったわけですから自分的にはプラスに捉えています。
精神的に弱っているときは行動を起こしづらい時期なのは間違いありません。
ですが身体を壊すくらいなら、思い切って行動を起こしてみるのもありなんじゃないかなと。
そんな考えを選択肢の一つとして持っておくことも重要なのではと思いました。

田中さん、ありがとうございました!
インタビュー総括

今回は田中俊輔さん(32歳)に転職体験談を聞かせていただきました。

お話を伺っていると、今回の転職に心の底から満足されているようでしたね。

そうですね。
目先のお給料面(550万円→400万円)や役職(リーダー)ではなく、本当に居心地の良い環境であるかどうか。田中さんにとってはそこが重要だったんでしょうね。
決断するかどうかはもちろん人それぞれですが、「選択肢を持つことの重要性」のお話はとても印象的でした。
本日はコンピューター関連のシステムエンジニア(SE)からソーシャルゲーム業界のエンジニアに転職された田中俊輔さん(32歳 / 仮名)の転職体験談をインタビューさせて頂きます。