【ゲーム開発のノウハウ】ゲーム開発の仕事に必要なコミュニケーション能力ってなに?

絆

はじめして。当Webサイトのライターの一人、「ニコラス」です。

「ゲーム開発のノウハウ」では、わたくしニコラスがゲーム業界で働いてきた経験を活かして、ゲーム開発に役立つ知識やエピソードを「まったり気ままに」書いていくコーナーです。

今回は「ゲーム業界で必要なコミュニケーション能力」について、書いていきますね。

突然ですが、ゲーム業界ってコミュニケーション能力が大事ってよく言うじゃないですか?

面接でも「コミュニケーション能力には自信があります!」ってよく言う人いるし。

いやむしろ私が言ってたし!大好きな言葉だし。それ言っとけばOKみたいな。

新卒の時なんかほぼそれのみを売りにしてました。他にスキルなし!

でもこのコミュニケーション能力って、一体なんのこと指すんでしょう?

具体的に何?って聞かれると答え辛いですよね?

いや答え辛いんですよ自分は。

でも決して「明るく楽しく話せる、幹事をよくやる、パリピみたいな人」とかではないですよね。

というわけでコミュニケーション能力って何なのかを考えてみたので、整理します。

ゲーム業界ではコミュニケーション能力が必要不可欠なのは間違いない

だって、チームで作りますからねゲームは。

1人だったら問題ないですが、ほとんどのゲームはチームで作ります。

そのため、必ず誰かとメールしたりチャットしたり話をしたり。

どこかにコミュニケーション能力がない人がいると、そこがボトルネックになってしまいます。

締切に間に合わなかったり無駄なやり取りが増えたりして、結果的にコストが増えます。

だから、コミュニケーション能力は大事!

コミュニケーション能力は3つに分解できる

私の考えるコミュニケーション能力は下記の3つ。

コミュニケーション能力とは
  1. 相手の言っていることを理解する能力
  2. わかりやすく伝えられる能力
  3. 不快感なく会話ができる能力

たぶんコミュニケーション能力ってたくさんあると思うのですが、この観点で分けて考えるとなんかわかりやすかったのです。

相手の言っていることを理解する能力

まずは相手の言っていることを理解できないとダメだなあと。

そうでないと、会話のキャッチボールできないですからね。

「食べ物は何が好き?」って質問して「今日寒いね!」とか言われたらもうアウトですもんね。

終わりですもん会話。

期待しているのは「ラーメン!」とかそういう返答ですからね。

そこで「小麦粉が好き!」とか言われたらちょっと「んん? なにこの人?」ってなりますよね。

コミュニケーション能力低いって思われますよね。

いやほんと好きならいいんですけどね。

「虫が好き!」とか言われたらかなり「んんん???大丈夫この人?」ってなりますよね。

「こいつやばいやつ…」ってなりますよね。いやほんとに好きならいいんですけどね。

でも「今日寒いね!」って言われたら「相手の言っていることを理解する能力」は0ですよね。

ってかたぶん話聞いてないですよね。

でも実際、そういう人いるんですよね。だから大切なんです。

締切間近ですごく大変な時期に「好きな食べ物は?」「小麦粉!」とか言われるとムッとするときあるんですよ。。。(失礼)

ゲーム業界の話で例えるなら、デザイナーって何かを制作するときには必ずゲームプランナーやアートディレクターなどにヒヤリングしますよね。

デザイン案だったり、訴求したい内容だったり。

そのときは相手の話に耳を傾けて、相手が言いたいことを正確に理解できなければ仕事にならないですよね。

変な勘違いして変なバナー作ってしまったらその分のコスト無駄になりますからね。

なので、「相手の言っていることを理解する能力」は当然ながら大切です。

わかりやすく伝えられる能力

次は自分の考えを相手にわかりやすく伝えられる能力。これも大事ですよね。

「好きな食べ物は?」って質問したいのに「好きな粉は?」って質問しちゃったらそりゃあ「小麦粉!」ってなりますもんね。

うん、分かり辛い例え。

でもデザイナーだったら、せっかく制作したバナーを「なぜそのようにしたのか」、意図をわかりやすく伝える必要がありますよね。

これをうまく伝えられないと、「え?とくに意図がないならこうした方が良くない?」とかこじれてしまって、これまたコストが増えてしまいます。

だから、相手が理解しやすいように伝える必要があります。

相手の理解力によっても言葉を選ばないといけないし、時間ないときは要点まとめないとダメだし、適切な論理構成で伝えるべきだし、結論から先に伝えた方がわかりやすいし…。

などといった、時と場合や条件によって必要なスキルが変わるので、だからコミュニケーション能力ってなんかふわ~っとしてるんですかね。

不快感なく会話ができる能力

最後に必要なのが、不快感なく会話ができる能力です。

「食べ物は何が好き?」って会話をしている最中にずっと舌打ちされていたら嫌じゃないですか?

会話に集中できないですよね。っていうかキレますよね。

あとは体臭がきつかったり、活舌がすごく悪かったり、超早口で会話のテンポについていけなかったり。

これもコミュニケーション能力の1つだなあと。

あと、わりと大事なのが「察知する力」。

たとえば「食べ物は何が好き?」って質問されて、つい間違えて「虫!」って答えてしまったとするじゃないですか。

それを聞いた相手の顔色が変わったのを見て、「あ、やばい聞き間違えた?」と思いなおすことができれば、質問を聞き直して会話成立しますよね。

「あーごめんごめん、ラーメンが好き!」と答えられれば事なきを得ます。

こういった微妙な空気、相手の反応などを見て、会話をうまく切り替えたり継続できたりするのも大事な能力ですよね。

ゲーム開発の現場でも、相手と意見が分かれたときには、相手の感情を読み取って臨機応変に話し方を変えられると良いですね。

喧嘩とか意味ないですもん。熱い魂を持っているのはいいですが、好きじゃないですもん喧嘩なんて。

避けて良いゲーム作れるならその方がいいです。

まとめ ~3つの能力を意識してコミュニケーション能力を鍛えようと思う~

もう一度まとめると、コミュニケーション能力とはこの3つ。

まとめ
  1. 相手の言っていることを理解する能力
  2. わかりやすく伝えられる能力
  3. 不快感なく会話ができる能力

あくまで私の観点ですが。

「明るくコミュニケーションが取れる能力!」とかぼんやり思っているよりはいいのかなと思います。

皆さんは面接のとき軽はずみな気持ちで「コミュニケーション能力に自信があります!」って答えてしまって、

「具体的には?」

と聞かれたら、こう答えてください。

「コミュニケーション能力って主に3つあると思うんですよ(ニヤリ)……」


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